私が、生きる肌

2011/スペイン/ペドロ・アルモドバル

私が、生きる肌 [Blu-ray]

私が、生きる肌 [Blu-ray]


オススメ度 ★★☆☆☆

《あらすじ》

天才形成外科医のロベル(アントニオ・バンデラス)は最愛の妻を亡くす。それ以来、人工皮膚の開発に打ち込み、次第にあらゆるモラルを打ち捨てていく…。



※以下ネタバレありです

《感想》

久々にアントニオ・バンデラスが観たくなったんです、あの色気が。
この作品のDVDジャケットの彼、最高にカッコよくないです?
で、借りました。

観てみると……変態かよ!!!

とにかく、あらゆる変態が出てきました。

前半は謎がいっぱいで、楽しめました。
ベラは何者?
なぜ監禁状態?
マッドサイエンティスト感溢れるロベルは一体どこを目指してるの?

で、最後まで観た結果
ロベルのゴールはどこだったのか、結局わたしにはわかりませんでした。
ロベル自身はわかってたのかな?

時系列で大まかに整理するとこうなります。

・ロベルの愛する妻ガルが異父兄弟であるセカと不倫し駆け落ち、その道中事故りガル大火傷、セカ逃亡
・ロベルの必死の介護でガルは徐々に回復するも自分の変わり果てた姿に耐えられず投身自殺
・自殺現場を目撃した娘のノルマは精神を病み入院するも、これまたロベルの介護により通院レベルにまで回復
・あるパーティでノルマが青年ビセンテに乱暴されかけ気絶、ノルマはまた入院
・怒ったロベル!ビセンテを誘拐監禁!
・ノルマが死んだ日、遂にロベルはビセンテを手術台の上で“女”に変える
・その後もロベルの手によりビセンテは徐々に見た目が亡き妻ガルにそっくりの女性ベラに変えられていく
・なんか2人の間に絆らしきものが見え隠れ…?
・いや、嘘。ベラ=ビセンテはロベルを射殺
ビセンテは実家に戻り、母と元同僚に事実を打ち明けエンド


まとめたら、ロベルとセカの母親であり、ロベルには母親だということを隠してメイドとして仕えるマリリアの存在が消えました。

必要でした?マリリア?
わたし的あらすじから消えるレベルなんですけど…
言うこともなんか胡散臭いんですよね。
「この子宮は狂気を生む!」とか
死に際の「こうなると思った」とか


そんなこんなで、個人的にはノリきれませんでした。


ロベルがワイヤーで盆栽の形を作ってるシーンは考えさせられたというか、
ロベルのベラ作製は
もはや愛とか復讐とか通り越えて
趣味、癖、の域なのではないかとゾクッとしました…

もし本当にそうだとしたら、ゴールなんてないですもんね。